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論文

Magnetic orderings from spin-orbit coupled electrons on kagome lattice

渡邊 成*; 荒木 康史; 小林 浩二*; 小澤 耀弘*; 野村 健太郎*

Journal of the Physical Society of Japan, 91(8), p.083702_1 - 083702_5, 2022/08

 被引用回数:4 パーセンタイル:56.47(Physics, Multidisciplinary)

本論文では籠目格子上で構成される磁気秩序について、電子系の強束縛ハミルトニアンに基づいて数値計算を行い、電子の充填率及びスピン軌道相互作用の強さに対する依存性を調べる。籠目格子上では電子の充填率によって、強磁性及びノンコリニア反強磁性秩序のいずれも取りうることを示す。これらの磁気秩序は、籠目格子に特有のディラック分散や平坦バンドといったバンド構造に由来するものである。更に、Kane-Mele型やRashba型のスピン軌道相互作用を導入することで、実効的なDzyaloshinskii-Moriya相互作用が誘起され、磁気スパイラルや反強磁性120度構造等のノンコリニアな磁気秩序が安定化されることを示す。本研究によって得られた磁気秩序の相構造に関する知見は、ワイル・ディラック電子を示すような籠目格子の層状物質群における磁気秩序の起源を理解するのに役立つと期待される。

口頭

カゴメ格子上の電子系における磁気秩序

渡邊 成*; 荒木 康史; 野村 健太郎*

no journal, , 

本研究ではカゴメ電子系のハミルトニアンが持つ微視的性質から、スピン系の巨視的な磁気秩序の性質を導くことを目標に研究を行なった。具体的にはRashba型、及びKane-Mele型のスピン軌道相互作用が存在する単層カゴメ格子上の電子系から出発し、種々の磁気構造における電子系のエネルギーを計算した。これにより基底状態として実現する磁気構造の相図を得た。これによりnoncollinearな磁気秩序が基底状態となることを明らかにした。さらに古典的Heisenberg模型を用いて、スピン間相互作用とジャロシンスキー・守谷相互作用の、電子系のパラメーター依存性を導くことで、古典的Heisenberg模型で記述されるスピン系の巨視的性質を電子系の微視的性質から導いた。

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